予想外の着工2か月遅れ。原因は文化財保護法
家作りの打ち合わせをしていて順調に進んできた所に、予想外の2か月の着工遅れが発生しました。
埋没文化財の発掘調査の為です。
埋没文化財の発掘調査
ざっくり言いますと購入した土地に、重要な文化財(土器などの遺物)があるかもしれないから工事する前に発掘調査するという事です。
私が購入した土地は地盤調査を行って、やや柔らかい地質なので地盤改良が必要だと判定されました。
今回行う地盤補強工事:ハイスピード工法は、掘る穴のサイズが直径40cmと地中に与える影響が大きいので文化財の本調査が必要になるとのことでした。
発掘調査を回避する地盤補強工事
発掘調査の判断基準が、切削面積が1か所15cmを超えると調査が必要になってくるそうです。
穴を掘るサイズが一か所15cmを下回る地盤補強工事は存在します。
しかし、工務店さんから言われたのはこの補強工事だと30万円ほど余計に費用がかかると言われたので断念しました。
着工2か月遅れの時系列
地盤調査(予想通り地盤改良必要)
↓
役所に申請
↓
「発掘調査が必要」と判定(予想外)
↓
発掘調査の申請
↓
順番待ちで1か月
↓
発掘調査1~2週間
↓
調査結果OK!
↓
地盤改良工事
発掘調査をすぐやってもらえる訳ではないんです。
当然のように順番待ちで1ヵ月程度待たされました。
着工が遅れに備えるために
遺物調査が入るかは土地柄によるのである程度過去の実績から予測は出来ます。
市町村によりますが、申請してからの行政による判断となりますので、地盤調査を前倒しすれば工期の遅れを少しでも緩和する事が出来ます。
しかし、地盤調査をするためにも図面を確定させなければいけないので大幅な前倒しは難しいと思います。
発掘調査の様子
調査は平日の昼間に行われたので、様子を観察する事は叶わなかったです。
興味あったんですけどね。
調査一日目終了後の写真はこちら
思ってたんと違った!一日目で重機で思いっきり深く掘ってる!
発掘調査って自分の中のイメージでは、手作業で慎重に掘ってくのを想像してました。
さすがに化石の発掘じゃないからそこまではしないと思ってましたけど。
まぁゆっくりやってたら調査なんていつまで経っても終わらないんでしょうけどね。
こんな感じで滅多にないパターンかもしれませんが、着工が遅れる調査が入る可能性があるので注意してみてください。