軒天と外壁に隙間がある理由 通気口と水切り
細かい事が気になる山ちゃんです。
完成目前の外壁を見ていて気になる事がありました。
それは軒天と外壁に隙間がある事です。
我が家は1階より2階部分が大きいためオーバーハングするような形状になってます。
このオーバーハング部分が軒天となり、写真でいう木目部分となります。
隙間は2階の黒い外壁と軒天との間です。
何でこんな隙間が空いているのかな?
まさかの施工ミス?とか考えてしまったり。
だって外壁の繋ぎ目ってコーキングでしっかり埋めてるし。
軒天と外壁に隙間がある理由
不安で眠れなくなるより、担当者に問い合わせしました。
回答はこちら。
「外壁の隙間ですが、サイディングの内側には15mmの空気層があります。
水切り板金の上にその分の隙間が見えます。
正しい納め方なのでその隙間は問題御座いません。」
担当者さんお忙しいところありがとうございました。
これで一安心。
それでは具体的にどのような構造になっているのでしょうか?
通気口と水切り板金
通気口と水切りについて調べてみました。
外装工事部材のカテゴリの中に「オーバーハング」という項目で、水切りするための製品がラインナップされてます。
https://www.joto.com/product/4-2
水切りの模式図を書いてみました。
私が気にしていた隙間は外壁と水切りの間の事でした。
湿度を逃がすために外壁と透湿防水シートの間には隙間が確保されています。
この隙間が15mm程度空いているそうです。
雨の流れを示します。
水切りがあることで軒天に雨が伝うことなくそのまま流れていきます。
オーバーハングの構造で水切りが無い場合はこのような感じになります。
雨が軒天の表も裏も浸水してしまいます。
水は伝う性質があるので、外壁の隙間まで浸水する可能性もあります。
まとめ
軒天と外壁の隙間の意味は?
①透湿性を確保するために隙間が空いている
②水が伝わないように水切りが付けられている
通風を確保しつつ雨が軒天を伝うこと無く、そのまま雨が流れるようになっているんですね。
というわけで隙間が空いててもご安心ください。
それでも気になった事があったら工務店さんに気軽に聞ける関係が必要だと考えます。
また親切丁寧に返答してくれる担当者で本当に良かったと思います。
建設中には図面にのらないような細かい仕様が数多くあります。
その場で気軽に指摘や議論が出来るような関係性があると、より良い後悔の少ない家作りが出来るはずです。
ブログ村ランキングに参加しています。